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ビタミンC誘導体の進化型を徹底解説!ここまで進歩している現代のビタミンC誘導体。APIS、VC-IP、QuSomeなどの解説。従来の水溶性・脂溶性・両親媒性の成分との違いをチェックしよう。

美容知識

2020/11/05


ビタミンC誘導体の進化型は、従来型より大きく改善されています。

その具体的な成分を従来型の水溶性、脂溶性、両親媒性と比較して、その違いを徹底的に解説しています。

ビタミンC誘導体の進化型

従来型のビタミンC誘導体

進化型のビタミンC誘導体を知るためには、まず初めに 従来型のビタミンC誘導体について 先に知る必要があります。

ビタミンC誘導体は ビタミンCを肌に補給するために開発されたものです。

既に何度か 当チャンネルにて詳しく解説しましたが、このビタミンC誘導体は、水溶性、脂溶性、両親媒性と、3種類の分類があり、水溶性は即効性がありますが、持続性がありません。また、肌にある程度の刺激があります。

脂溶性は即効性がありませんが、持続性があり、敏感肌の方に向いています。

両親媒性はこの両方のいいところ取りをしたものですが、価格がそれなりに高くつきます。
このビタミンCの補給方法で、即効性や持続性、そして肌への刺激が変わりますので、大きなチェックポイントといえるでしょう。

従来型の代表格のひとつといえば、リン酸アスコルビルマグネシウムで、ビタミンCに分解するときに必要な酵素はホスファターゼ1種類ですので即効性があります。

しかし、水溶性ですので浸透力がありません。

そこで、持続性を持たせたものが、VCIPと呼ばれるテトラヘキシルデカン酸アスコルビルです。

ビタミンC、いいかえればアスコルビン酸の構造式は図の通りです。

VCIPは、アスコルビン酸の4つの水酸基すべてがイソパルミチン酸とエステル結合されたものです。

ビタミンC誘導体の分類は脂溶性ですので、浸透力に優れています。

しかし、肌の内部でビタミンCに分解するときに必要な エステラーゼと呼ばれる酵素は 水酸基に戻すために4つ分必要ですので、分解まで時間がかかり 即効性がありません。

このように、こっちを立てればあっちが立たずの状態で、なかなか両方を満足させることができません。

APPS

そこで登場したのが、両親媒性ビタミンC誘導体のAPPSです。

APPSの正式名称は パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naといい、ビタミンCの100倍もの肌への浸透力(※角質層まで)を持っています。

また、両親媒性ですので、即効性と持続性の両方をそなえており、ビタミンC誘導体としては、非常に人気のある成分です。

しかし、APPSにも欠点があります。実は、安定性が低いという点です。

安定性というのは、酸化しやすさを表しており、高いほど酸化しにくいとされています。

なので、APPSは他のビタミンC誘導体と比較して 酸化しやすいといった点がデメリットといえるでしょう。

また、APPSのビタミンCへの返還時の 分解酵素数はホスファターゼとエステラーゼの2種類で、水溶性のリン酸アスコルビルマグネシウムは1種類、脂溶性のVCIPは1種類ですが4個分必要ですので、即効性の面では脂溶性よりは良いものの、水溶性よりは遅くなります。

この従来型のビタミンC誘導体の欠点を改良したものが、進化型として いろいろと世の中に出されています。

イソステアリル アスコルビルリン酸2Na(APIS)両親媒性


進化型のビタミンC誘導体のひとつが両親媒性のAPISです。

APISは、成分名が イソステアリル アスコルビルリン酸2Na と表記されるもので、APPSのデメリットを改善したものといえます。

先にお伝えしました通り APPSは優れた点が多いのですが、酸化されやすく 安定性が低いところがデメリットといえます。

APISでは 酸化されやすいアスコルビン酸2位の水酸基を、イソステアリル リン酸エステルで保護、酸化防止に向けて安定性を高めています。

APPSではビタミンCに変換するときに 2種類の酵素が必要なのに対して、APISではホスファターゼの1つで済みますので、即効性においても改善されています。

また、APPSやVCIPと同じく、浸透性に優れており、まさに理想的に近いビタミンC誘導体といってもいいでしょう。

ただし、一部の情報では、肌の内部でビタミンCに変化したとき、ビタミンCと分解されたイソステアリルアルコールが 肌の中でどのような作用するかわからない、といった情報もあります。

一応、APISは10年以上の使用実績があり、一般に多数出回っていますので、今のところ 普通に使ってたぶん問題はないと思われますが、あとはご自身で判断されるしかなさそうです。

APISは、浸透力でも優れており、一部の情報では その浸透力はビタミンCの200倍ある といわれています。

APPSはビタミンCの100倍の浸透力がある といわれていますので、これが正しければAPISは APPSの約2倍の浸透力があることになります。

ただし、そこには明確な根拠があるわけではない とする説もあります。

とはいえ、APPSよりAPISのほうが 浸透力はありそうです。

イソステアリルアルコールは、数多くの化粧品やヘアスタイリング剤に使われていますので、比較的に安全性の面で良好なほうだとは思われますが、まれに肌荒れされるかたがいらっしゃいますので、使用する場合はパッチテストをおすすめします。

3-O-エチルアスコルビン酸 水溶性 VCエチル 

VCエチルは、成分名が 3-O-エチルアスコルビン酸 と表記されるもので、水溶性のビタミンC誘導体です。

化学構造的には、ビタミンCの3位の水酸基にエチル基を結合したものです。

このVCエチルは、従来のビタミンC誘導体とは根本的に違う点があります。

従来のビタミンC誘導体は 肌の内部でビタミンCに変換するために、酵素によって分解する必要がありました。

しかし、VCエチルは 酵素によって分解する必要がありません。

その代わり、VCエチル自体が、ビタミンCの改良版になっていて、ビタミンCと同じように肌で作用する ということです。

なので、ビタミンCそのものとはいえないので、厳密にいえば、3-O-エチルアスコルビン酸を肌に届ける、といったほうが良いでしょう。

このようなこともあり、別名で 直接型ビタミンC誘導体ともいわれています。

そのため、VCエチルは 酵素分解の必要性がないために、即効性に優れ、持続性にも優れています。

また、従来の水溶性ビタミンC誘導体は、1番即効性があるタイプとはいえ、酵素分解でビタミンCを届けていますので、それよりも VCエチルのほうが さらに即効性があるといえます。

そのうえ、安定性にも優れており、水溶性ビタミンC誘導体として 酸化しにくく優れた安定性を示しています。

ただし、水溶性ですので、肌への刺激になる可能性があり、敏感肌の方は気を付けたほうが良いと思います。

また、VCエチルは、ビタミンCそのものでない、といった点がデメリットといえそうです。

とはいえ、即効性、持続性、安定性ともに良好で、多くの点でメリットを持っているといえます。

なので、理想的なビタミンC誘導体の条件を備えているといっていいでしょう。

QuSome(R)(キューソーム) リポソームカプセル化

QuSome(R)(キューソーム)はニキビコスメで有名なビーグレンが開発した独自技術で、ビタミンC誘導体とは全く違い、ビタミンCそのものをカプセル化して肌に届けるというものです。

なので、ビタミンC誘導体には該当しませんが、目的は同じで手段が違うだけですので、ここで紹介させていただきます。

一般的なビタミンC誘導体は ビタミンCにリン酸等が化学結合していますので、肌の内部で酵素分解が必要です。

また、VエチルはビタミンCとは厳密にいえば異なる分子です。

ところが、QuSome(R)はビタミンCをカプセル化して、直接肌に届けるという技術を採用しています。

なので、ピュアなビタミンCを肌に届けるという分野では、先進的な技術といっていいでしょう。

このQuSome(R)の技術によって、ビーグレンではビタミンCの効果を 即効性と安定性に優れた製品として実現しています。

このカプセルにはリポソームを利用しており、リポソームという技術自体 既に製品化されて 世界的に様々な製品で実用化されている実績があります。

リポソームは、界面活性剤の親水基と疎水基によって球体の壁を作り、肌に届けたい成分を球体のカプセルによって包み込んでいます。

しかし、従来のリポソームでは この界面活性剤にリン脂質が使用されており 熱学的に安定していないことが知られています。

そこで、ビーグレンでは、非イオン性界面活性剤のポリエチレングリコールを使用することでこの問題を改良することを実現しています。

また、このポリエチレングリコールは、化粧品の乳化剤としてはよく使われるものです。

ビーグレンのQuSome(R)粒子の大きさは、直径70~150ナノメートル。

1つの製品の容器の中には何十億個ものQuSome(R)カプセルが存在しています。

このようにして、QuSome(R)の技術では、ビタミンCを直接肌に届けることを実現しています。

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